ヒアルロン酸

ヒアルロン酸は安全なものですか?

ヒアルロン酸は、人体の重要な構成要素であり、体内で起こる組織再生のほぼすべてにかかわっています。元々体の皮膚や目の角膜、軟骨などに多く存在している繊維と繊維の間を埋めている成分で、保湿性の高いゼリー状物質で、変形性関節症やドライアイ、白内障の手術など医療にも使われている安全なものです。血管を新たに作る作用もあり、傷口の治癒を促進する作用も認められています。ただ,ヒアルロン酸注入療法では、ヒアルロン酸だけでは2~4日で体に吸収されてしますので、吸収されにくいようにする 架橋 というつなぎの役目のものが入っています。ヒアルロン製剤の中には品質の低い架橋が入っているものもあるようなので、信頼性の高いものを選ぶ事が大切です。

ヒアルロン酸注入療法で対応出来る症状はなんですか?

  • ほうれい線(上口唇皮膚部陥凹)、マリオネットライン(下口唇皮膚部陥凹)→食渣停留防止による咀嚼効率の改善
  • リップ形成(輪郭エッジ立て、キューピッドボウ形成、アヒル口形成、口唇皮膚部の縦シワ改善、人中形成、下唇赤唇部直下の横シワ改善、リップのボリュームアップ、リップの潤い感付与)→口唇閉鎖機能の改善
  • 歯と歯の間の歯茎の隙間→ブラックトライアングル、ブラックマージン の改善

ほうれい線やマリオネットラインは歯科医院で治す時代~口元のプロによる簡単なヒアルロン酸治療でほうれい線・マリオネットラインが消えたり浅くなったりします。

ヒアルロン酸注入療法がおすすめの方はどのような方ですか?

  • 抜歯矯正した方は口元が後ろに下がる為、シワがよりやすくなります。そんな方に口唇のボリュームを上げほうれい線を消したり浅くすることが出来ます。
  • 歯周病治療後や矯正治療の後に、歯と歯の間の歯茎がやせてスキマが出来てしまった方の歯茎にヒアルロン酸と再生因子の幹細胞上清液を混ぜたものを注入し、歯茎を再生しスキマを少なくします。
  • 矯正治療後、さらにEラインを明確に獲得したい方。
  • 歯を抜いて放置した方は咀嚼筋や表情筋が萎縮し、脂肪も使っていないからたるみます。結果的にほうれい線やマリオネットラインが深くなります。
  • 咬みクセがある方で、咬んでないほうはほうれい線が深く長くなります。
  • 合っていない義歯、入れ歯を入れている方や、固定式の多数歯インプラント治療を受けられた方も元の歯茎よりやせていることが多いので、ほうれい線やマリオネットラインが深くなりやすいです。
  • 歯周病の進行により、口唇皮膚部がたるみ、食べかすが停留しやすくなった方。
  • 口唇の巻き込みや空気漏れ等により、嚥下(飲み込みがしにくくなってきた方)
  • 口腔機能の改善の次の一手としてヒアルロン酸治療はとても有効ですし、そもそもほうれい線がないほうがいいでしょう。

実際の治療法について教えて下さい

  1. 患者さんの要望、希望、お悩みをよく聞く事から始めます。
     口腔内に問題となる要因があるかどうか診察します。
     治療法、費用、リスクについてご説明します。
     了承されましたら、仕上がりのデザインを考え、ヒアルロン酸製剤の選 択(軟らかめ、普通、硬め)、注入量を決める。
     術前写真を患者さんのスマホとクリニックのカメラで撮ります。
     希望部位周りのメイクを落としていただきます。
  2. お口の中に麻酔:美容外科や皮膚科では扱うことのない、歯科医院ならではの麻酔で、お口の中にスポットで麻酔することにより、ほうれい線やリップにヒアルロン酸注入時の針入点を痛くなくすることが出来ます。歯医者さんで治療するときに麻酔すると、ほっぺや唇の感覚がなくなるのと同じ原理。
    唇にヒアルロン酸注入するときはかなり痛みを伴うので、事前にお口の中に麻酔することをおすすめします。
  3. お口の外の麻酔:お口の中に麻酔すると、術後しばらく感覚がなくなるので、それを避けたいときは、ヒアルロン酸を注入する所のみ麻酔します。主にカニューレを使用して注入する場合や、お口の中からの麻酔が効かないところに注入する時に行います。
  4. ヒアルロン酸の注入:部位や症状により、ヒアルロン酸の種類や注入する深さが違うので、適時合った硬さのヒアルロン酸とカニューレを選択して注入していきます。カニューレで注入したところには目立たないシートを貼って終わりです。
  5. 特にダウンタイムもないか少ないので、注意事項をご説明してからメイクをしてお帰りになれます。

費用について教えて下さい

ほうれい線・マリオネットライン矯正 ¥30000/1本、¥50000/2本
リップライン形成 ¥15000/0.1ml